走って駅に向かうと
ぎりぎり電車が
出発するころだった。


いつも通りにぎりぎりで滑り込み、
学校の最寄り駅で
待ち合わせをしている
友達の夏希に電車に
乗れたことをメールする。


まだ4月で少し肌寒いのに
私は走ってきたのと
電車の中のおじ様たちの熱気で
1人だけ汗がだらだらと
出てきていて凄く恥ずかしかった。

この時間帯の電車は
いつも凄く混んでいて
勿論今日も例外ではなくて、


私はいつも通りの
普段と何も変わらない
平凡な1日を今日も
送るはずだった―――――――



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