私たちが抗争に加わってから、決着が着くまでそう時間は掛からなかった。
もちろん、黒蝶の勝ち。
後始末やらの指示をだしたりしてるうちに、日は暮れ。
もう7時過ぎ。
「もうそろそろ帰んないとマズくない?」
「…だね。
おーい!俺たちもう帰るけど、後は頼むよ」
「わかりました。
任せてください」
残りの細かいとこを藍たちに任せ、再び実家に向かう。
お酒とか飲んでるなら、まだいるはず…。
まあ、間に合わなくても、それはそれでいいんだけどね。
実家につき、玄関から入ると、見慣れない靴がたくさんあるから、やっぱりまだ帰ってないことが伺えた。
「わ、若ぁぁあっ!
一体どこに行ってたんですかっっ!!!?」
「おいっ!
若が帰ってきたぞっ!!!!」
私たちが戻ってきて、騒がしくなった屋敷内。
抜け出した私たちが帰ってきたからなんだろうけど、…うっさい。

