最終確認を終え、あとは紅蓮組たちがくるのを待つだけ。





「ふぅ……」


「はい、お茶。
あと少し、頑張ろうね」


「サンキュ」





理人から受け取ったお茶をグイッと一気飲みする。


ちょうど今のど乾いてたんだよね。

タイミング良すぎ!



理人って、私の考えてることがわかるの?





「ねえ、月夜。
このあと……。
青龍、どうするの?」


「このあと…、って、食事会のあとってこと?」


「うん」






食事会が終わる頃には、私が麗桜組の若頭だってことはバレてる。


このまま青龍に残るか、抜けるか…。


そう言いたいの、理人?




「向こうの反応を見てから、決める」





向こうが怖がったり怯えたりしたら、…抜けよう。


一緒にいても辛いだけだから。