こうして暁の家で行われた打ち上げは大いに盛り上がった。
みなお酒をこれでもかってくらい飲んで、最終的には用意していたお酒を全て飲み潰してしまったぐらい。
酔っ払ったみんなは本当に……、たちが悪かった。
無口だったはずの和希も、よく絡んできたり、
紳助とかいう奴はチームのみんなの悪口をグチグチ言ってたり、
遠矢は遠矢で何やら意味分からない歌を歌い出したり……。
時雨はアルコールに弱かったのか、初っぱなから気持ちよさそうに寝息をたてながら寝ていて。
青龍のみんなといえば、
航太は紳助と一緒に愚痴をいってるし、
海翔と咲希斗は私に甘えだした。
いやぁ、海翔がすごく意外で驚いた。
私に寄ってきたかと思うと、
「膝枕して?」
と上目で頼まれて、私が頷く前には既に私の膝で寝てしまっていた。
咲希斗は私に抱きついたままでいる。
……寝ているわけではない。
ただ、抱きついているだけ。

