「いっただきまーす!」





暁たちからの視線を気にしながらも、空腹を満たした。






「月夜」


「なんだ、暁」


「ここ、お前の組みか?」


「そうだよ。
――…ほらね、言っただろ?
いつか嫌でもわかることになる、って」






私がどれだけバレたくないと思っても、いずれはバレてしまうこと。


紅蓮組らは、それなりに力は強くて。

いつか麗桜組と関わることになることは目に見えていた。





「ここは、どこなの」


「海翔も、気になるか?」


「当たり前だよ」


「ふーん…。


なあ、」


「なに?」






そろそろ言ってあげないと。


ここが何処なのか知らないまま居させるのはよくない。


不安にさせてしまうかもしれないから。