うわ〜、言い訳もなにも出来ないよ…。


とりあえず電話したほうがいいのだろうか。

約束の時間を二時間も過ぎちゃってるし…。



でもなぁ…。

と教室で悩んでいた時だった。






「つっくんいたー!!」


「っ!?
さ、咲希、斗……!?
な、なんで…?」





教室の入り口にこっちを見やる、咲希斗たち。


やっぱり皆さんお怒りのようで。





「下っ端から連絡来たんだよ。
…で、月夜。
今回来なかった理由はなんだ?」


「や、いやぁ〜、なんだろうね?
あははは〜」





わざとらしく笑ったが、それで誤魔化せるはずもなく。


眉間にどんどん皺がよっていく皆さん。


わあ、怖い。

このままだとみんなして一斉に怒鳴られそう…。


最近疲れてるっていうのにそれは嫌だ。
めんどくさいし。




に、逃げちゃお〜…。

と何気なくそう思って教室から逃げ出したわけで、


――――今に至るというわけだ。