あたしは、キミに恋をしました

今日はなんなのよっ・・・・。

屋上に行くまでに、6人に告白された。

カチャ。

『唯斗君?』

あれ?いないのかな?

『唯斗くーん!』

スー、スー、スー・・・

え?唯斗君、寝てる?そんなに待たせちゃったかな?起こしたほうがいいよね?

『唯斗君、起きて!』

あたしは肩を揺すった。

「ん・・・・?うわぁぁ!!蜜柑ちゃん?!もしかして、俺、寝てた?!」

『グッスリとね』

「最悪・・・・」

『で、話しってなに?』

「あ・・・えっとね、俺、蜜柑ちゃんが好きなんですっ!」

唯斗君もかぁ・・・。

『あの・・・あたし、好きな人がいるから・・・ゴメンね、唯斗君の気持ちにはこたえられないよ』

「そっか・・・その人、誰?俺、そいつがすげぇ奴だったら諦める」

『晴輝だよ』

「そっか~晴輝か。あいつだったら、諦めがつくわ」

え?あたし、今なんて言った?

晴輝って言った?

なんで晴輝って言った?!

はぁ・・・マジでどうかしてるわぁ・・・。

「じゃ、きぃつけてなぁ!」

『ありがと!』

唯斗君って、可愛い系に見えて、ちゃっかりかっこいいこと言うんだね。え?いやいや。惚れてませんから。