あたしは、キミに恋をしました








あれから粘って1時間がたった。

粘ってっていうのは、蹴りいれようとしたり、パンチしようとしたりのこと。

普通さぁ、5分ぐらいで王子様があらわれるよねぇ?!

「なぁ、そろそろいんじゃね?」

「あぁ、そうだな」

そろそろ・・・?

ブチブチ!

は?!

わ、ワイシャツがちぎられちゃった!!高いのに!!

「おぉ~意外とでけぇなぁ・・・・Dぐらいはあるかぁ?」

「いやぁ・・・まだBだろぉ」

ヤバイよ!!これはマジでやばい!!

冗談ぬきで、ホント誰か助けて・・・







「てめーら蜜柑に触ってんじゃねーよ!!」








嘘・・・・

来てくれた・・・・。

「やべぇ!逃げるぞ!!」

「おぅ!」

「蜜柑、大丈夫か?!」

『こ、わかったよ・・・』

「あぁ・・・守れなくてゴメンな」

『ううん、来てくれただけでいいよ・・・・』

「マジゴメン・・・」

『アンタのせいじゃないよ・・・』

「泣いてんじゃん。泣けよ」

怖かったよ・・・




『晴、輝・・・・ふぇ・・・晴輝、怖かったよ・・・・』





「あぁ、ゴメンな・・・・」

あたしは、なんでこのとき晴輝を頼ったのかな?

だって、近くにいたじゃん。見てたじゃん。



啓ちゃんが・・・・・。