あなたが、なかなか電話を切ろうとせずに、必死に話題をふって話を続けようとする必死さに、あたしは……
もう二度と電話するのをやめようと誓った日でもあった。
『飛翔くん、バイバイ……』
その言葉を最後にあたしは、飛翔くんから発する言葉を何も聞かずに電話を切った。
これ以上、あなたを苦しめちゃいけないって思ったから
辛い思いも、寂しい思いも、あたしだけが抱えればいいと……
でも……
何度もあなたのぬくもりが欲しくて涙流した日もあった
何度もあなたに逢いたいと叫び取り乱したこともあった
何度ももう一度、気持ちが重なりあって欲しいと嘆いたこともあった
夢から目覚めたあの日から今でも、あたしの中にはあなたがいて
あなたの姿を捜している
そして、あたしはこれからもずっとあなたを
愛し続けてしまうのだろうーーーー



