飛翔くんの心臓の音が聞こえるたびに、一緒にいることを実感できる。
いつからか、この心臓の音を聞いているのが心地よくて、飛翔くんの行動や話す言葉によって奏でる音の違いを感じられるのが幸せで……
そして、この温度が何よりもあたしを包み安心させてくれる。
でもよ……」
「なに?」
「ぶっちゃけ俺の愛って重くねぇ?」
いきなり体を放したかと思えば、真剣な顔をして話している飛翔くんの顔はあまりにもまぬけすぎて笑いがこぼれた。
「ププ!!そんな事ないよぉ!」
「なんだそれ!今笑ったろ?マジで重い?」
「だから、そんな事ないってばぁ〜!」
顔を近づけては同じことを何度も聞いてくる飛翔くんが本当に愛おしいと思える。
「どうせ重いって思ってんだろ?口うるさいし、嫉妬魔の束縛男の心配性だって」
「う〜ん、よく自分の事分かってるね!」
「は?やっぱりウザイんだろ?そーゆーのって」
「飛翔くんなら大丈夫♪他の男ならとっくに冷めてるけどね!」
「ばーか!!」
「心配性!」
愛してる……
そう心の中で何度も繰り返した。



