ベッドの上で大の字になって目を瞑り寝ている
その隣であたしも同じように寝転がり天井を見つめている
繋がれた手はまるで、放すことを恐れているかのように
二人だけの空間で強く握りあっている……
顔を覗き込むと、幸せそうに笑っている気がして
このままずっと一緒にいたい
そう言葉にしてしまいそうだった
そんな言葉をあたしが言えば、傷ついてしまうのは飛翔くんなんだと冷静に考えてしまうほど
《俺がもし、旦那と別れてって言ったらどうする…?》
その言葉がこんな時でさえ浮かんでくる。
「なに考えているの?」
あたしの言葉に目を開けながら「幸せなことだよ」そう笑顔で答えた飛翔くんに、あたしの顔も笑顔に変わっていく
今でさえ、凄く幸せなはずなのに、
それでも幸せなことを考えなきゃいけないほど、何かに脅えていている
もっと、もっと飛翔くんの不安や苦しみを取り除いてあげることができたら……
また目を瞑る飛翔くんをそんな気持ちで見つめていた。



