もうひとりの…

さよなら…
もうひとりの、私……

向こうにいると、時間などあっという間に過ぎるって言うよ。

私、あなたの望むように生きられないかもしれないけれど、

きっと平凡な人生で終わってしまうかもしれないけれど…

もう、逃げない。

だから、向こうで会った時にまた、あの時みたいに声をかけてよ。

『和歌子ちゃん、おはよ』

あのキラキラした笑顔で、私を見つけてよ。

私、ちゃんとあなたの目を見て、笑えるように練習しておくから……








おわり☆