"好き"の反対語が"無関心"ならば、私は違う…?

あの時、由紀子も言っていた。

『嫌いなら、相手にしなきゃいいんだよ』

それは、無関心になること。

しかし、私は……



私は、彼女のことを色々知っている。また、どこからともなく掻き立てられる興味を抑えられないでいるのは事実だ。

彼女をテレビで見つけると、昔はあーだったこーだったとつい口にしてしまう。

結局は、彼女に惹かれている自分がいて、興味をそそられている。そういうことなのだろうか…?

私は、彼女を嫉んでいるのだろうか?

私は、彼女と本当は仲良くなりたかったのだろうか?

それとも、彼女を見てもっと別のものと重ねていたのだろうか…?