「そうだ、1つ聞いても良いかな…?」

ミルクくんは僕にそう尋ねた。

「ー?何 良いよ?」

「どうしてこんなに沢山イチゴ牛乳を買ったの…?」

ミルクくんはそう聞いて来た。

「あ、えっと、それは…」

ミルクくんに振り向いて貰う為に桜ちゃんみたいな背の高い大人っぽい女の子になる為なんて言えるわけなく、僕が焦っていると、聞き慣れた声が後ろから聞こえて来た。

「ミルクに…イチゴちゃん…?」

僕とミルクくんは声のする方を向いた。

そこにはミルクくんの大親友の、

雨風 空羽くんがそこにいた。

空羽くんは背が物凄く高い。

確か4月の身体測定の時に、193cmって言っていたっけ?

そぅ、僕とはなんと、50cmの差!

ミルクくんとは40cm差なのだ…!

しかも、物凄く美形。

ミルクくん見たいに、愛らしいのとは真逆で、

とってもワイルド。