……こんなにあたしを思ってくれる知紗に。 嘘ついてるあたしって……。 ありがとう、知紗? 涙が出そうなくらい、うれしいよ…。 なんていい親友を…、 「…それに、彼女は“あたし”でしょっ!」 ―――ん? 誰の彼女が、 知紗だって…? 「ごめん、ごめん。知紗があんまりにもベッタリだから、ヤキモチ妬いただけ。」 金髪男はあたしから手を離し。 知紗の頭を撫でた。 「空ちゃんは女の子でしょ?? それに、親友なんだもんっ!!」