――どうして、キスなんてしたんだろう…?
あたしがいやじゃなかったのは、あの時にはもう…。
涼太のことが、好きだったから。
でも、涼太は……?
聞けないよ。
聞けない…。
だって、怖いよ……。
“独りでいい”って、ずっと思ってた――。
近づくのなんて、めんどくさい。
信じるのなんて、めんどくさい。
好きになるのなんて、めんどくさい。
けど、今は?
近づいたら、離れる時が怖くて……。
信じたら、裏切られる時が怖くて……。
好きになったら、嫌われる時が怖くて……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…