嘘つきな恋





「超仲良しじゃんっ!!」

「うるさい。」


本当は、胸がトクンと変な音をたてたけど、無視した。


涼太は、はぁ、と少し息を吐いてから続けた。


「…だけど実際今日見たらさ…。お前、俺といる時よりも楽しそうだったから…」


丸つけを終えて。
顔を上げると涼太はまた、いじけたような顔をしていた。


「ムカついた」

そして、そう小さな声で言った。


そんな涼太が面白くて…。

そんな涼太が可愛くて…。


涼太に勝とうなんて、無理かも知れないと思って。


「……あたしが今日、勉強教えてた理由は目の前にいる、誰かさんなんだけど」