嘘つきな恋





まぁ、つまり。

涼太の笑顔は、あたしは今日の朝の行動に出たくらいの影響力を持ってる。
と言うことだろう…。



「本当にムカつくやつ」

「俺だって、今日1日ムカついてたし!空のせいだからな!」

知るか、そんなの。

勝手な被害妄想は、止めてください。

そして、涼太はまた子犬のようにシューンとなった。


「…俺さ、ずっと思ってたんだ。…空が他のやつらとも…仲良く出来たらなって…。」

「何、その発言。まるであんたとは仲良しみたいな。」


あたしはそう言いながら止まっていた手を、また動かした。

丸つけにラストスパートをかける。