十六夜桜〜全ては愛から始まった〜




走った。



鳥居をでて森の中へはいる



とっくに下駄などは捨て裸足になった。



疲れなど全く感じなかったし、罪悪感さえもなかった。



ひたすら進む




前へ前へ





森を抜けると村があった。




だけど、普通の村ではなかった。




荒れた田畑に壊れかけた民家



地面や壁には血が乾いたあと



おびただしい血液がそこらじゅうに散っていた。