「上様。美夜子様は鬼の子です。お育てすることはできません」


「早急に子泣き寺へ」


「わかった」



「待って!!待ってください!!」



「遥の宮様」


「鬼の子などではありません。この子は私の娘です」



「ですが、4月4日にお生まれになった。50年に一度の悪子でございます」


「………。」



「子泣き寺へ急ぎましょう!!」