湯をかける為に桶を手にし、まだ汚れのひとつない湯くんだ。 湯に映る自分と鏡に映る自分 鏡にはあの傷がはっきり映っていた。 恐る恐る湯を肩にかける。 傷口は前より大きく深く湯をかけると真っ赤な血がでた。 血は首から胸をつたい下に落ちる。 床は真っ赤に染まった。 止まる気配がない。