十六夜桜〜全ては愛から始まった〜




俺の後に自己紹介をする者がいなくなってしまった。



残りの3人はじっと黙ったまま何もしていない。




しびれを切らせた金太が、無理やり話を降ったのが伊東家の長男だった。



イヤイヤながらも話をし始めた。


「伊東康隆(イトウヤスタカ)28。この組の頭だ」



「本郷清(ホンゴウキヨシ)32。この中では最年長」


そう言った男の額には大きな傷があった。



「最後は俺。高橋一(タカハシハジメ)27歳」