「私の名前は大柴正道(オオシバチマサミチ)歳は22歳」



この人はミステリアスな雰囲気をかもし出していた。




「俺は、神楽菊之介(カグラキクノスケ)歳は23よろしくな!!」



「神楽ってもしかして……」



「あぁその神楽だよ」



神楽と言えばこの辺りでは有名な問屋。そこの息子がここにいるなんて信じられなかった。



俺は、本当にすごい所に来たことに感心してしまった。



「俺は、中岡京太郎(ナカオカキョウタロウ)20歳」


そっけない挨拶で終わってしまった。