十六夜桜〜全ては愛から始まった〜






「うふふっ」



私は思わず笑ってしまった。




「何故笑うのだ」




康隆様は真剣な表情で言った。




「いつもの康隆様ではなかったの、つい……。康隆様はいつも冷静であまり笑顔を御見せしない方でありんす。こんなに真剣にムキになってお話するのは初めてでしたので」




「それほど、お前が愛おしいからだ」