俺の顔に血が付いた。
何があったのが全くわからなかった。
顔を上げると斬りかかろうとしていた側近が血だらけで倒れていた。
「悪かったな。中岡殿。君は武術の経験はあるかね」
玉座に座っている人が問いかけてきた。
「それなりにあります」
「ほう。それではその腕前を見せてもらおう」
そう言うと奥から何やら不思議な生き物が出てきた。
「これは今、巷を襲っている"鬼"だ。こいつを倒せたら君を我が組へ迎えよう。刀はこれを使え」
「わかりました」
俺はそういって深く深呼吸をした。そして、長い髪を刀で切った。
ゆっくりと抜刀する。

