十六夜桜〜全ては愛から始まった〜




ぼんやりと外を眺めながら考える。




外には提灯の明かりがまるで花の様に咲き乱れ、季節は春かと思わせる。




ー身請けー




私は一体何なのだろう。



物の様に扱われ一生を終えるのだろうか。



いろんな気持ちが交差する。




だけど、
私は自分の気持ちに空音した。


ウソをついた。



それが、孤児である私の最大限の幸せなのだから。