オネェ彼氏

翌日。



いつもより早起きした俺は、自分で朝飯を作って、自分でゴミ出しをした。


めんどくさい事だったけど、全部終わったら、案外充実感があった。


今日はあの女を探す。


名前も知らないし、顔もはっきりは覚えてないが、目は赤いはずだ。


あと、楽器の名前を言っていたので、たぶん吹奏楽部だな。


俺は一人でニヤニヤしながら学校に向かった。