「あ…あの…離してください。」 「ん…?ごめん!ついうれしくてさ!」 はぁ。死ぬかと思った。 「ありがとう。じゃあまた明日ね!」 えーそこで帰っちゃうんだ…。 真っ暗な校舎の中で、亮次さんの足音が消えた。