オネェ彼氏

かわいすぎる。


男だと思うけどやっぱ女なんじゃない?って思うくらい。



まさに、美形。


「かわいい…。」


思わず口からでた言葉だった。



その言葉に彼は驚いた。

「かわいい?…本当に?」


ぱぁ〜っとうれしそうな彼。

この人…よくわかんないなー。


あ…時間!!

気が付けば午後5時半を回っていた。


早く行かないと先輩に怒られる。

「あの…すみません。私部活があるので失礼します。」


彼は私の話など聞かず、ずっと一人で「僕のことかわいいっていった」って呪文のように言っていた。