あたしはとりあえず顔を洗いに一階に下りた。 「姫奈ちゃん、おはよ」 ママは既にリビングで朝ごはんを食べていた。 「おはよ〜」 このママはあたしの本当の母ではない。 あたしの実母は死んだらしい。 物心ついた頃には既に実母はいなかったので、あまり寂しいとも思わない。 今はママもいるしね。