「でも、美奈ちゃん。女子からは嫌われてるよね~。」
そうなのだ。
美奈は、あまりにも男子にもてるし、頭もいい。
それに加えて、性格がぶりっこなのだから、しょうがない・・・。
女子の反感をくらっている。
「あははは・・。」
こういうときは、自分のことを言われてないが、少し傷つく。

「でも、てっきり奈那も美奈ちゃんみたいな性格だと思ってた。」
「違うよ~ww」
そう。これなのだ・・。
双子と言うだけあって、入学早々目立っていた私達。
最初、美奈は女子からも人気があった。
でも、入学してから2日で友達の彼氏を奪い、挙句の果てに
『私、あの人とは半日で終わった~♡』
と、その女子の前でしゃべったのである。
その日から、当然美奈は女子から省かれるようになった。
当然のことである。
で、私までなぜか省かれるようになった。
でも、私は美奈じゃない。
普通に話したら、皆納得してくれ今のクラスのムードメーカーという役割に着いた。