幸せの明日

重い荷物を抱え、ようやく学校へと着いた。

「恵‐!!」
学校に着くなり背後で明日香の声が聞こえた。

「おはよ恵♪♪」
振り向くと、そこには笑顔の明日香が居た。
「おはよ。」
アタシも軽く挨拶を返す。
「あ‐!恵、ピアス変えた!?それめっちゃ可愛いね♪♪」

「うん。お母さんからプレゼントで。」

「プレゼント?」

「うん。アタシ今日、誕生日なの。」

「!!そうだったんだぁ!良かったね♪♪」

「まぁね。」
アタシは照れ隠しに明日香から目を逸らした。


「お‐い!集合だ〜バスに乗るぞ。」

気が付けば先生達が生徒を集めていた。
「恵、行こっか♪♪」

「うん。」

アタシと明日香は小走りで集合場所へと向かった。