幸せの明日

｢大丈夫？｣
男の人はアタシに近付き手を差し伸べた。
｢ん…大丈夫。ありがと…。｣
アタシは彼の手を掴んで立ち上がった。
｢俺、早瀬祐樹(ﾊﾔｾﾕｳｷ)１７だよ。｣
彼はアタシに笑顔を向けた。
｢アタシは…大崎恵。アタシも１７だよ。｣
｢えっマジ！？タメ！？全然タメに見えないし！ってか恵、綺麗くね！？｣
彼は明るく接してきた。
祐樹は外見からしたらかなりのヤンキー。
金髪の髪に、ダボダボの服。耳に沢山のピアスをしていた。
外見とは裏腹に優しい祐樹に対してアタシも自然に接する事ができた。