―ガサッ―
アタシの背後で音がした。
「なぁ祐樹〜薬いらねぇの?」
「あぁ先輩。すいません。」
アタシは顔を上げた。
そこにいたのは…
先輩と呼ばれる人達がいた。
そしてアタシは見てしまったんだ…。
アタシの目の前でお金と薬らしき物が交換されていた。

「今日はシンナーな。」
「どもっありがとうございます。」

アタシは一瞬にして血の気が引いた。
シンナー…?
身体中が震えた。
「…!!なぁ祐樹?この女、お前の彼女じゃねぇの?」
アタシの存在に気付いた先輩の一人が祐樹に問いかけた。


【俺の彼女】
そう言ってほしかった。
そう願ってた。
だけど…

「いえ。違いますよ〜。勝手に犯しちゃっていいですよ?」

―ゾクッ…―
鳥肌が立った。
「ねぇ…祐樹?何…言ってるの…?」
アタシは祐樹に問いかけた。
「あ?うるせぇんだよ!!」
祐樹は物凄い目付きで怒鳴った。
「マジで〜!?じゃあ犯しちゃうぜ?」
そう言って5人の先輩達がアタシに近付いて来た。
「拓也、先にしていいぜ?」
「最初からそのつもりだよ!♪♪んじゃ、いただきまぁす♪」

拓也と呼ばれる人がアタシの頬に触れた。
―ビクッ!―
「ぃや……」
「そんなに怖がんなよ♪♪」
拓也はそう言うとアタシの服を無理矢理、脱がした。