「…美香梨?どうしてそんなに苦しそうな顔をしてるの?あっ…そうか。大好きなシュークリームが無いから元気出ないんでしょ?アタシ買って来たんだよ。」
アタシはそう言って買って来たシュークリームを美香梨に見せた。
「恵ちゃんっ!!」
美香梨のお母さんがアタシを止める。
「め…ぐ…ちゃん?あのね……」
美香梨が口を開き弱々しい声を漏らした。
「ん?なぁに?」
アタシは笑顔で美香梨に問かけた。
「めぐ……ち…ゃん。ずっと…ずっと美香梨はめぐちゃんの…傍…に居るから…だから…ずっと笑顔でいて…?」
美香梨は息をハァハァ言わせながらも必死に喋っている。
「うん…。笑顔でいる。美香梨とこれからもいっぱい笑い合えるの楽しみにしてるんだからね?」
アタシがそう言うと安心したように美香梨は頬笑んだ。
―スッ―
美香梨がアタシの手を握った。
「めぐ…ちゃん……」
「ありがとう」
―ピー―
機械の音が病室中に鳴り響いた。
「み…かり?」
―ドクン…ドクン―
美香梨からの返事は無かった。
医者が美香梨の脈をはかる。
そして、口を開いた。
「8月25日、午前11時23分……御冥福です。」
その言葉と共に美香梨の両親が泣き崩れた。
アタシはそう言って買って来たシュークリームを美香梨に見せた。
「恵ちゃんっ!!」
美香梨のお母さんがアタシを止める。
「め…ぐ…ちゃん?あのね……」
美香梨が口を開き弱々しい声を漏らした。
「ん?なぁに?」
アタシは笑顔で美香梨に問かけた。
「めぐ……ち…ゃん。ずっと…ずっと美香梨はめぐちゃんの…傍…に居るから…だから…ずっと笑顔でいて…?」
美香梨は息をハァハァ言わせながらも必死に喋っている。
「うん…。笑顔でいる。美香梨とこれからもいっぱい笑い合えるの楽しみにしてるんだからね?」
アタシがそう言うと安心したように美香梨は頬笑んだ。
―スッ―
美香梨がアタシの手を握った。
「めぐ…ちゃん……」
「ありがとう」
―ピー―
機械の音が病室中に鳴り響いた。
「み…かり?」
―ドクン…ドクン―
美香梨からの返事は無かった。
医者が美香梨の脈をはかる。
そして、口を開いた。
「8月25日、午前11時23分……御冥福です。」
その言葉と共に美香梨の両親が泣き崩れた。

