「これ俺の携番とメアドだから。いつでも連絡してな?」
「うん…ありがとう…。」
涼介から貰った小さな、メモを握り締める。
「早く、明日香ちゃん目覚めるといいな。」
涼介が小さく頬笑んだ。
「うん…アタシ…また明日香を守れなかった…。」
「恵のせいじゃねぇよ?そんなに自分を責めるなよ…。」
涼介がアタシの頭を撫でる。
こんなの…期待しちゃうよ…。
涼介の中にはアタシなんか、ちっとも居ないくせに…。
アタシは視線を下げた。
「……!!」
その時、アタシの身体を寒気が襲った。
「ない…」
「恵?」
アタシの異変に気付いた涼介がアタシに声をかけた。
「涼介…無いの…」
アタシの身体はガタガタ震えていた。
「無い…って何が…?」
「明日香との指輪…」
そう、確かに右手の薬指にはめていた指輪が姿を消していた。
「いや…明日香っ!!」
「恵!!!」
アタシは病室を飛び出した。
何処に落としたとか心当たりはない。
ただ、必死に走って指輪を探した。
「うん…ありがとう…。」
涼介から貰った小さな、メモを握り締める。
「早く、明日香ちゃん目覚めるといいな。」
涼介が小さく頬笑んだ。
「うん…アタシ…また明日香を守れなかった…。」
「恵のせいじゃねぇよ?そんなに自分を責めるなよ…。」
涼介がアタシの頭を撫でる。
こんなの…期待しちゃうよ…。
涼介の中にはアタシなんか、ちっとも居ないくせに…。
アタシは視線を下げた。
「……!!」
その時、アタシの身体を寒気が襲った。
「ない…」
「恵?」
アタシの異変に気付いた涼介がアタシに声をかけた。
「涼介…無いの…」
アタシの身体はガタガタ震えていた。
「無い…って何が…?」
「明日香との指輪…」
そう、確かに右手の薬指にはめていた指輪が姿を消していた。
「いや…明日香っ!!」
「恵!!!」
アタシは病室を飛び出した。
何処に落としたとか心当たりはない。
ただ、必死に走って指輪を探した。

