幸せの明日

アタシは沢山の人をかき分け、必死に走った。
寒いはずの気候も今のアタシには暑いくらいだった。
もう少し…
もう少し……!
息が荒れまくって、足がちぎれるかと思ったくらい走った。
そして、宿泊先のホテルが見えて来た。
そこにはアユリらしき姿もぼんやりと見える。
アタシは最後の力を振り絞って走った。