幸せの明日

広陵に受かった…?
マジ…かよ…
―ガタン!!―

俺はとっさに部屋を飛び出した。
「ち、ちょっと涼介!?何処行くの!?」
おふくろの声さえ俺には届かなかった。




沙梨亜…
俺、受かったぞ!!
お前との約束…ちゃんと守れたからな…。
俺が向かった場所…
それは沙梨亜の家だった。
俺は全力疾走で沙梨亜の家まで走った。