幸せの明日

「ただいま。」
俺は試験を終え、帰宅した。
「涼介!!お帰りなさい。どうだった手応えは!?」
帰って来るなりおふくろは俺に質問を投げかけた。
「ん。まぁまぁ。」
俺はあいまいに応えて、自分の部屋へと閉じこもった。


沙梨亜…どうしてっかな。
俺は横になりかけた身体を起こし、携帯を手に取った。

―♪〜♪―
何回かコールしたが、まったく繋がる気配がなかった。
俺は一度、電話を切った。
「ねみぃ…」
疲れた俺を睡魔が襲う。
俺はそのまま深い眠りについた。