「こんな自分嫌なのに、凄く嫌なのに。


治らないの。







男の人を見ただけで寒気がする。





全身から鳥肌が立って、あのとき受けた行為が頭に浮かぶの。










お母さんがお見合いを異様に進めるのは、私に男嫌いを治してほしいから。



それくらい、分かってる。










でも…ダメなの。










男の人が全員そんな人じゃないことくらい…分かってるのに。」













ずっと、悩んでた。






治したいのに、治らない。




一生このまま1人で生きて、1人で死んで。










暖かな家庭に憧れはあるのに。