…でも。 「勝手に決めないで!! 私、男の人が苦手なのにッ… 一緒に住めるはずない!!! ていうか住みたくない!」 男なんて、嫌い。 たとえ凌雅でも。 「うっせぇ。 俺が決めたことだ。 それに言っただろう。 お前の男嫌いを治すって。」 あぁ、どうしてこの人はこんなに俺様なんだろう。 「男嫌いなんて治んなくてもいいもん。」 「言い分けねぇだろ。 俺が困る。」 …凌雅が? 何で?そう聞こうとしたのと同時にメイドっぽい人が部屋に入ってきた。