「おい、平山。」 「はい、お坊ちゃま。」 凌雅の執事である平山さん(51歳)が色々な資料を持ってやってきた。 私は頭にハテナを浮かべ、首を傾げながらその資料を見つめる。 1番上の資料は学校のパンフレット。 「妃芽、来い。」 視線だけをこっちに向け、そういう。 …正直、嫌な予感しかしない。 でもその予感よりも凌雅の方が怖い。 私はある程度の距離を持って凌雅の近くにいった。 なに?そう聞く前に、凌雅の口から信じられない言葉が発せられた。