「やだッ!!!!!」 「やだじゃねぇよ。 決まりだっつーの。」 「えぇ~~!!」 「なんだよお前、頭悪ィのか? あぁ、悪いのか。 顔からして頭悪そうだし?」 ニヤリ、と黒い笑顔を見せる。 この笑顔にも慣れたものだ。 ムカつくことに変わりはないけど。 「失礼ねぇ!! 頭悪いけど!!!!」 残念ながら、頭は悪い。 下から数えた方が早いくらいだ。 だって、勉強嫌いだし。