早く来いよ、東宮凌雅…!!!! 別に恨みはないし会ったこともないけれど私はイラついていた。 あと10分たっても来なかったら帰ろう、そう決めた時だった。 バタバタッと廊下がざわつく。 男女数人の声が聞こえた時だ。 「すいません。遅れてしまいました。」 その声と同時にある1人の男が扉の隙間から顔をのぞかせた。 私はゴクリの唾を呑む。 …確かに、カッコいい。 髪は自然なこげ茶色。 目は遠くから見ても分かるほど二重。 唇はふっくらしていて、顔はシュッとしている。 …とにかくカッコいい。