数分後にいつも通り授業が始まった。
とんとん拍子に進むキャンプ。
キャンプ場は少し離れた山の近くにあるらしく、ある生徒の庭らしい。
庭にキャンプ場か…とも思ったけれど、この学校ではあり得る話。
他の所もどんどん、グループが決まって行ってる。
放課後には皆決まったらしい。
…いま考えると、星生くんが勝手に班に決まっているけれどいいのだろうか。
まぁ、この班に入るだろうけど。
数日後、正式に決まり、各グループにしおりが渡された。
そこにまた細かく予定を書き込まなければいけない。
「じゃあ、よろしく。」
そう手渡されたのはしおり。
渡したのは…、凌雅。
「え…なに、これ。」
「しおりとメモ用紙。」
しおりと一緒に渡されたメモ用紙には大体の予定などが書き込まれている。
自分で書けばいいのに、とも思ったけれど言い合いになるのも嫌なので私は大人しく受け取った。


