「…あ、れ?」 そう声を出したのは私。 わずかに顔の近くなった凌雅。 …平気だ。 「なんだ。 いけんじゃん。」 そう言ったのは凌雅で、 「あ…うん。」 そういったのは私で。 驚きすぎて言葉がいない。 “1m”にこだわりすぎてたのかもしれない。 「よし、妃芽! もう1歩頑張ろう!」 「う、うん!」 イケる!と思いもう1歩踏み出した… のがイケなかった。 案の定倒れてしまった。 遠くで 「妃芽ー…」 という皆の声を聞きながら。