「お、終わった…。」 今なら「明○のジョー」の気持ちがよくわかる。 椅子に座り、ぐでっと体を椅子に預ける。 「お疲れ様。」 そういい私の机に腰かけるのは梨桜ちゃん。 涼しげにそういった梨桜ちゃんに、羨ましさを感じた。 チラリと横を見ると、余裕綽々の凌雅。 2人とも、とても頭がいい。 星生くんは聞いたことがないから分からないけど…(隣のクラス) あぁ、どうして私はバカなんだろう。 両親を恨んでみたりするけれど、結局私の努力が足りないだけ。 そう言い聞かせ、 凌雅と共に家路へと急いだ。