「私ね…。 男の人が苦手…っていうか、嫌いなの。」 それから私は、男の人が嫌いになった経緯を淡々と話した。 俯きながらそう話す。 だから梨桜ちゃんの表情は見えない。 沈黙が続く。 重苦しい空気に、泣きたくなった。 と同時に、梨桜ちゃんが立ち上がり私の横に来た。 そして、手をとった。 「もっと、早く言ってくれればいいのに。 ツラかったでしょう。」 私の顔を覗き込むように、ツラそうな顔で、そういう。 その言葉と、表情に、涙があふれた。