通学電車-キミとの距離-



頭が真っ白で
何も反応できずにいると


龍斗が
「ごめん。」って言いながら
梨香の胸に顔を埋めた。


しばらくすると
頭が回転し始めた。


「いいよ。気にしないで。」
って冷静そうに言いながら

龍斗にあの過去を
知られたカモしれないコトが
不安で不安で。

頭の中は
何で知ってるの??
誰が言ったの??
そんなコトばっかで支配された。


こんな気持ちを消したくて
龍斗が梨香の過去を
少しでも忘れてくれる様に
きつく抱き締めた。


しばしの沈黙。


先に口を開いたのは
龍斗だった。

「梨香、さっきの話のコト聞かんの?」

梨「....教えてくれるの??」


龍「うん。」