通学電車-キミとの距離-



梨「.....。」

びっくりしすぎて声が出ない。


ス「どお? 結構上手いよ俺。」

そう言って自傷気味に笑う
スキンヘッド君は何故か
すごく寂しそうに見えて
思わずスキンヘッド君を抱き締めた。


ス「....梨..香チャン...??」


梨「...何かあったんですか?」


ス「ううん...大丈夫、何もないよ。
...でも、ちょっとだけでいいカラ
強く抱き締めて。」


何も言わずに
ただ、抱き締めた。

少しすると
スキンヘッド君が顔を上げて
ぎこちない笑顔で

「ありがと。」

って呟く様に言った。


ス「あのさ
美々チャンって俺のコト好きな感じ?」

何て言ったら当たり障りないか
分かんなくて

梨「..分かんない。」って言った。


ス「そっか。」